フランス映画の特徴
フランス映画の特徴
フランス映画の特徴は、映画を「芸術」ととらえる
フランス人の考え方から来ています。
ハリウッド映画の娯楽大作のようなものではなく、
監督、脚本家などが、一人の作家として、
一つの芸術作品である「映画」を創り上げます。
そこには、作り手の美学や哲学が濃厚に
表れることが多いため、一つ一つの作品が大衆的、普遍的ではなく、
深みや味がある作品に仕上がっているのが特徴です。
また、フランス映画では人間の存在をテーマにする事
が多いのも特徴の一つです。
人間を抑圧し、その状況の中で自分という存在の
愚かさを受け入れる姿を描いており、
哲学的には、実存主義に強く影響を受けているといえるでしょう。
しかし、今日では、ハリウッドの娯楽大作による
娯楽の大量輸出によって、
映画は「芸術作品」ではなく一つの「生産物」
としての側面が顕著になってきました。
芸術作品は、直接的に娯楽を生み出すものではないので
、商業的な利益とは合致しません。
そのため、近年ではその波に押され、
フランス映画もCGやスペシャルエフェクトを取り入れて、
ハリウッド映画化していると言われており、
フランス本国の批評も自国の映画産業の衰退を嘆くものが
多くなっています。