映画祭でも有名なフランス カンヌ地方
映画祭でも有名なフランス カンヌ地方
フランスといえば映画です。
中でも、毎年5月に行われている
カンヌ国際映画祭は誰もが知っている行事ではないでしょうか。
この、映画祭の会場となるのが、フランスのカンヌです。
また、カンヌは、非常にリゾート地として洗練されており、
高級ホテルやブティックが軒を連ねます。
特に、カンヌの表通りであるら・クロワゼットは、
フランスの中でも高級なホテルがあり、
カンヌ国際映画祭へ招待される映画スターも利用するようです。
映画だけではなく、カンヌでは芸術の国フランスらしく、
一年を通してレベルの高い催しが行われています。
フランスの首都パリからも飛行機とバスで2時間ほどということもあり、
バカンスを過ごす人も多いようです。
フランス映画史(ヌーベルヴァーグ)
フランス映画史(ヌーベルヴァーグ)
ヌーベルヴァーグ(Nouvelle Vague)とは、
フランスの映画史において最も有名な動きで、
1950年代後半のフランスで新人監督らにより
流行した映画の新しい表現運動のことを言います。
「勝手にしやがれ」(1959)のジャン=リュック=ゴダール、
「大人は判ってくれない」(1959)のフランソワ=トリュフォー、
「獅子座」(1959)のエリック・ロメールらが次々にデビューし、
フランスの週刊誌「レクスプレス」が、
それまでのフランス映画史の伝統のカラを破った彼らを、
「ヌーベルヴァーグ(フランス語で「新しい波」の意味)」
と呼んだことが、名前の由来です。
彼らは、それまでスタジオの中に閉じこめられていた映画を、
撮影機材の軽量化により、手持ちカメラでロケ撮影し、
即興的演出(アドリブ)や同時録音などで感情表現を重視し、
た創造的な映画を次々に制作し、
フランス映画史の新たな一歩を踏み出しました。
ヌーベル・バーグはフランス国内だけでなく、
その後アメリカン・ニュー・シネマを始め、
世界の映画史に大きな影響を与えました。
フランス映画の特徴
フランス映画の特徴
フランス映画の特徴は、映画を「芸術」ととらえる
フランス人の考え方から来ています。
ハリウッド映画の娯楽大作のようなものではなく、
監督、脚本家などが、一人の作家として、
一つの芸術作品である「映画」を創り上げます。
そこには、作り手の美学や哲学が濃厚に
表れることが多いため、一つ一つの作品が大衆的、普遍的ではなく、
深みや味がある作品に仕上がっているのが特徴です。
また、フランス映画では人間の存在をテーマにする事
が多いのも特徴の一つです。
人間を抑圧し、その状況の中で自分という存在の
愚かさを受け入れる姿を描いており、
哲学的には、実存主義に強く影響を受けているといえるでしょう。
しかし、今日では、ハリウッドの娯楽大作による
娯楽の大量輸出によって、
映画は「芸術作品」ではなく一つの「生産物」
としての側面が顕著になってきました。
芸術作品は、直接的に娯楽を生み出すものではないので
、商業的な利益とは合致しません。
そのため、近年ではその波に押され、
フランス映画もCGやスペシャルエフェクトを取り入れて、
ハリウッド映画化していると言われており、
フランス本国の批評も自国の映画産業の衰退を嘆くものが
多くなっています。
フランスの映画監督(リュック・ベッソン)
フランスの映画監督(リュック・ベッソン)
リュック・ベッソンはフランスで最も有名な映画監督の一人です。
リュック・ベッソンは1959年3月18日、フランスのパリで生まれ、
両親がスキューバダイビングのインストラクターだったため
地中海沿岸で子供時代を過ごしました。
17歳で高校を中退後、フランスの老舗映画会社ゴーモンに入社して
ニュース映画のアシスタントを務めます。
その後アメリカへ渡りハリウッド流の映画製作を勉強し、
帰国後に助監督を経て自らの映画製作会社
“Les Films Du Dauphin”を設立しました。
1983年に映画監督長編第一作目「最後の戦い」を発表すると、
この作品がアボリアッツ国際ファンタスティク映画祭で
注目を集めました。
1988年の「グラン・ブルー」で世界的にも注目され、
「ニキータ」、「レオン」など話題作を次々と発表し、
世界のヒットメーカーとなりました。
近年は「Taxi」など娯楽作品のプロデューサーをつとめ、
フランスの若手映画監督の育成にも力を注いでいます。
リュック・ベッソンの主な監督作品は他に
「フィフス・エレメント」「ジャンヌ・ダルク」など、
プロデュース作品には「WASABI」
「クリムゾン・リバー2黙示録の天使たち」などがあります。
フランスの映画(アメリ)
フランスの映画(アメリ)
「アメリ」は、2001年4月に公開されたフランス映画です。
パリのモンマルトルを舞台に、
家の中だけで育ってきた内気な人付き合いの苦手な女の子、
アメリの日常を描きフランスで国民的大ヒットを記録しました。
この映画「アメリ」で初めてフランス映画に
触れた方も多いのではないでしょうか?
ストーリーや映像、美術にフランス映画らしい
愛らしさや美しさがあふれる一方、
ジャン=ピエール・ジュネ監督らしいブラック・ユーモアや奇妙な人間像、
コミュニケーション不全の問題も描かれています。
登場人物にしてもどこか妙なクセを持った人ばかりです。
なにより他人の人生を明るくすることを密やかな楽しみとする
ヒロインの憎めないいたずらぶりと、
清爽としたラストには、誰もが心地よい余韻を抱くに違いありません。
これは、「観た人が幸せな気分になるような映画を作りたかった」という、
ジュネ監督の思いが映像からあふれているからかもしれません。